Abstract

所属する組織では「自己組織的」であることを大事にしており、BtoB, BtoC, CtoC, GtoC の複数の事業領域と、それらに紐づくエンジニアチームが各々の意思でプロダクトを開発しています。具体的な例を挙げると、50 名程度のエンジニアに対し 150 以上の AWS アカウントが存在するような環境です。 事業が拡大するにつれ、開発速度とガナバンスを両立することは難しくなります。およそ 3 年ほど前にようやく、この課題を解決することを目的とする Platform Unit が組成されました。プロダクトを横断するデータ基盤に始まり、セキュリティガードレールの構築、非機能要件ガイドラインの策定、コスト最適化などを行ってきました。この経験から、「横断チームが存在しない」状態からの文化づくり、どのように組織にフィットさせるかにフォーカスし、得られた知見・うまく行った・行かなかったことを話します。