Abstract

開発者や運用者などの社内利用者の課題を的確に捉え、実際の業務で役立つ内製プラットフォームを作ることは容易ではありません。特に、様々な案件が想定されるSIerにおいて、共通的な内製プラットフォームによる利用者への価値提供は困難を伴います。 本セッションは、SIerにおける内製プラットフォームの開発と運用に8年に渡って携わってきた研究者の視点から、社内利用者に役立つプラットフォームの形態と戦略について議論します。利用者のペインポイントをどのように探り、どのように共通機能とするか。利用者の理解を得て業務に役立ててもらうにはどのようなアプローチが必要か。これまでの経験や教訓を事例と共に掘り下げます。 SIerのみならず、多くの企業にとって共通の課題である「利用者の役に立つ内製プラットフォームの実現」について、共に考えていきましょう