PEK2026で、キーノート登壇者Kaspar氏の共著書『Thinking in Platforms』の販売とサイン会を開催します。

PEK2026キーノート登壇者 Kaspar氏の共著書『Thinking in Platforms』販売&サイン会を開催!

著者: Azuma
Event キーノート

こんにちは、PEK2026実行委員のAzuma(@azuma_alvin)です!

いよいよPEK2026の開催が明日に迫りました。皆さん、当日の準備はお済みでしょうか?

以前のキーノート紹介記事では、Kaspar von Grünberg氏の共著書『Thinking in Platforms』の販売・サイン会について少しだけ触れていました。このたびKaspar氏にもご協力いただき、会場での書籍販売とサイン会が決定しました!

キーノート紹介記事をまだ読んでいない方は、ぜひご覧ください。当日のキーノートがさらに楽しめると思います。

この記事では、どんな本なのか、当日の販売時間や場所といった情報に加えて、実際に読み終えた私の感想もお届けします。

『Thinking in Platforms』について

2026年8月に発売された『Thinking in Platforms』は、PlatformConの立ち上げにも携わったKaspar氏とLuca Galante氏による共著書です。Platform Engineeringの初期から実践と体系化に取り組んできた二人の考えがまとめられています。ソフトウェア開発から生まれたPlatform Engineeringの考え方を、組織のさまざまな仕事に応用できる「仕事の仕組み」の設計として捉え直しています。

本書を通じて一貫しているのは、プラットフォームを単なるポータルやツール群ではなく、「繰り返し発生する仕事を支えるプロダクト」として捉える視点です。

Thinking in Platformsの書影

本書は大きく3部構成です。第1部では、そもそもプラットフォームとは何かを捉え直し、仕事を取り巻く「Production System」を意図的に設計するという視点や、プラットフォームをプロダクトとして育て続ける考え方を掘り下げます。 第2部では「Paths to Outcome」モデルを通じて、利用者の意図を成果へつなげる道筋や、その構成要素を整理します。ここで、プラットフォームについて考えるための共通言語が組み立てられていきます。 第3部では、それまでの考え方を実践に移します。ユーザーとの対話から小さく始め、検証し、本番で使える状態へ育て、さらにスケールさせていくまでの具体的な進め方が紹介されます。

Kaspar氏のキーノート「Architecting Agentic Development Platforms」とあわせて、AI時代のPlatform Engineeringをさらに深く考えたい方にもおすすめです。なお、本書は英語のみで、日本語版はありません。ただ、文章は比較的読みやすく、具体例も多いため、英語の技術書に慣れていない方でも挑戦しやすいと感じました。

Amazonでは、ペーパーバックとKindle版(電子書籍)の両方が購入できます。

会場での販売・サイン会について

Kaspar氏によるサイン会と書籍販売を、以下の時間・場所で開催します。

  • 11:40〜12:15:B1F ホール周辺・特設ブース(詳細な場所は当日ご案内します)
  • 14:30〜15:00:1F ルームA

1回目は、キーノート終了直後の11:40から開催します。キーノートの余韻が残るうちに、本を手に取ってKaspar氏に感想を伝えられます。 2回目は14:30からルームAで開催します。キーノート直後の時間に立ち寄れない方は、こちらをご利用ください。

今回はPEK2026の主催団体である一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会(CNIA)のサポートにより、定価5,705円から2,000円引きの3,705円(税込)で販売します。会場販売分は30冊限定のため、先着順で販売します。お支払いにはクレジットカード、Apple Pay、PayPayをご利用いただけます。

サイン会は、会場で本を購入しなくても参加できます。すでに本をお持ちの方は、ぜひご持参ください。

気になる方は、この機会をお見逃しなく!

読み終えての感想

せっかくなので、私が実際に読んで印象に残ったことも少し紹介します。

『Thinking in Platforms』の副題である「Platform engineering as the operating model for work in the AI era」を見て、私はてっきりAI時代のPlatform Engineeringを中心に扱う本だと思っていました。ところが読み始めると、議論はむしろPlatform Engineeringの土台にある考え方へと深まっていきます。仕事の仕組みをどう設計するかという問いから始まり、プラットフォームを捉えるためのモデル、そして小さく始めて育てていくための実践論へと進んでいきます。AIを前面に出すのではなく、まず筋の通った考え方を丁寧に組み立てていくところが、特に印象に残りました。

読み進めるうちに、人とAIエージェントのどちらが使う場合にも通じる考え方なのだと気づかされます。そして終盤で、AIとPlatform Engineeringの関係が改めて一本につながります。副題がどんな意味を持つのか、ぜひご自身で最後まで読んで確かめてみてください!

最後に

Kaspar氏のキーノートを聴いたあと、本を手に取ってさらに考えを深めたり、直接感想を伝えたりする機会になれば嬉しいです。

それでは、明日会場でお会いしましょう!