PEK2026を開催する理由と、今回のテーマについて。

なぜPEK2026を開催するのか

著者: Kazuto Kusama
Event PEK2026カンファレンス

こんにちは! Platform Engineering Kaigi 2026 Chairのjacopenです!

PEKは2024年に始まり、今回の2026年で3回目を迎えます。

プラットフォームエンジニアリングが注目されはじめたのは2022年の後半ごろ。その考え方に感銘を受けた僕たちは、2023年に母体であるPlatform Engineering Meetupをはじめました。当時は、まず言葉や概念を知ってもらうことが最大の課題でした。

3年が経った今、企業内にプラットフォームチームを設ける組織が増え、SREのような隣接チームが共通プラットフォームを作る動きも広がってきています。DORA2025によると、90%の組織がプラットフォームエンジニアリングを実践しているとのこと。日本だともう少し低い気がしますが・・・ともかく、もはや「注目のキーワード」ではなく、多くの現場で実践されているものだと言えるでしょう。

そんな今だからこそ、必要なのは概念の普及ではなく、実践の知見ではないでしょうか。

実践の知見とは

たとえば次のような知見はみなさん知りたいのではないでしょうか。

  • Platform as a Productの知見
  • 既存システムのマイグレーション経験
  • 小さく始めるためのプラクティス

自分も知りたいです。知見は多ければ多いほどいいですからね!

これらをPEK2026で発信・共有することで、これからプラットフォームに取り組む人にとっても、すでに取り組んでいる人にとっても、直接役立つ情報になると思っています。

AIが変えるプラットフォームエンジニアリング

同時に、もう一つ大きな変化があります。それはAIです。

ご存じのように、開発の現場はこの1年で様変わりしました。もはや一からコードを書く人はほとんどおらず、9割がたAIに任せてコーディングをしている状態かと思います。

これまでプラットフォームエンジニアリングが説いていた、ゴールデンパスの考え方も大きく変わりつつあります。開発者の役に立つテンプレートや適切な抽象化を提供しようという考えが根底にありましたが、AI時代ではそれらが無くても良い感じにやってくれるからです。AIを活用することで、開発者のオンボーディングはこれまで以上に速くなります。

では、AI時代にプラットフォームエンジニアリングは不要なのでしょうか?

そうは思いません。むしろ、AI時代だからこそ、そこに特化したプラットフォームエンジニアリングが必要にあると考えています。

たとえば、ガードレールなしにAIを動かすと、プラットフォームの方向性にそぐわない出力が増えていきます。賢く活用するためには、適切な制約とフィードバックの仕組みが不可欠です。

また、プラットフォーム自体にAIエージェントを組み込み、開発者に運用や品質に関するフィードバックを自動で渡す仕組みも、今後重要になってくるでしょう。

これらはまだ仮説です。PEK2026は「こうあるべきだ」と答えを示す場ではなく、こうした考え方の一例を提示し、参加者のみなさんの知見や議論を通じて、学びを深めていく場にしたいと考えています。

次の3年を一緒に考える場に

PEKを続ける理由は、日本のプラットフォームエンジニアリングの実践者が集まり、知見を交換し、次の段階を作り上げる場であり続けたいからです。

これからのプラットフォームエンジニアリングは、AIとどう向き合うかという問いを避けては通れません。私たちも仮説を持って臨みますが、本当の答えは、イベントに集まるみなさんと一緒に見つけていくものだと思っています。

PEK2026に、ぜひご参加ください。


Platform Engineering Kaigi 2026

  • 開催日:2026年9月26日(土)
  • 場所:中野セントラルパークカンファレンス
  • 申し込み:FindyConference (一般申し込み、オンラインともにリンク先からの申し込みが必要となります)
  • 問い合わせ:問い合わせフォーム